展示会:【高機能素材Week 接着・接合Expo2024】出展いたしました

2024年10月接着・接合Expo 幕張メッセにて開催

2024年10月29日(火)から31日(木)に開催された「高機能素材Week 接着・接合EXPO」において、日本プラズマトリート株式会社は、大気圧プラズマ技術を活用した革新的な表面処理ソリューションを披露しました。当社ブースでは、ロボットを用いた処理デモンストレーションや実用サンプル展示などを通じて、多くの来場者の注目を集めました。

実演による技術効果を披露

展示ブースでは、車載バッテリー筐体や異種材接合のサンプルの展示しました。さらに、「Openair-Plasma®」(オープンエアープラズマ)のデモ機による、PP(ポリプロピレン)、SUS(ステンレススチール)、アルミニウムといった素材への表面洗浄や活性化効果の実演を行いました。この技術により、プライマーレスでの接着や異種材接合での剥離(界面破壊)といった課題解決が可能になることを、具体例を交えてご紹介しました。また、6軸ロボットを使用したデモンストレーションでは、バッテリー、ステアリングポンプ、プリント基板(PCB)に対する高精度かつ高速なプラズマ処理を披露し、当社技術による表面処理の自動化の可能性を多くの来場者にご覧いただきました。

独自の機能性コーティング技術「PlasmaPlus®」(プラズマプラス)の展示でも注目を集めました。防錆、超撥水、接着促進といった用途に合わせた機能性膜を形成するコーティング技術は、乾燥工程を必要とせず、インラインでの処理を実現します。また、従来のプラズマCVD技術とは違い、大気圧下で気化したコーティング剤を塗布する技術のため、効率的なプロセスが可能となり、生産性向上に貢献します。

 

新製品発表で注目の技術を紹介

本展示会では、新たに発表された製品も大きな話題を呼びました。低温プラズマ処理に対応した「PFW10-LT」ノズルは、熱に弱い素材への処理に最適であり、業界最大の処理幅を誇る「RD2010」ノズルは大量生産プロセスへの適用が期待されます。また、多機能監視制御を備えた新型ジェネレーター「FG8000」は、マルチノズルにおける処理幅の柔軟性と安定的な運用をサポートします。これらの製品は、幅広い産業アプリケーションに対応するために開発され、来場者から高い評価をいただきました。

 

来場者の反応と今後の展望

来場者からは、プライマーレスによる環境負荷削減、製造プロセスの効率化、高い信頼性を備えた表面処理技術として高い関心が寄せられました。また、異種材接合や複雑形状への適用可能性が評価され、導入を前向きに検討されるお客様が多く見受けられました。

接着接合分野での課題解決を支援する表面処理のエキスパートとして、日本プラズマトリートは、産業アプリケーションのさらなる発展に向けた取り組みを一層加速してまいります。今後も、革新的な技術を通じてお客様の課題解決を支援し、さらなる進化を遂げた技術開発に努め、お客様のニーズに応える製品・サービスを提供し続けてまいります。

引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。